はら内科医院 内科・内視鏡内科・消化器内科・肝臓内科

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はら内科医院

2025年7月19日

熱中症の予防と対策まとめ

暑い日が続きます。熱中症になる人も増えてきていますので、注意しましょう!

熱中症とは

高温多湿の環境下で、体内の熱バランスが崩れ、体温の上昇や水分・塩分の不足によって生じるさまざまな症状を総称します。放置すると重篤化し、最悪の場合は命に関わることもあります。


主な症状

  1. 初期症状(めまい・立ちくらみ)

  2. 進行症状(頭痛・吐き気・倦怠感)

  3. 重症症状(意識障害・けいれん・高体温〔※体温40℃以上〕)


発症リスクが高い人

  • 高齢者・乳幼児:体温調節機能が未熟または低下している

  • 持病のある方:循環器疾患・糖尿病など

  • 屋外作業者:建設業、農作業、スポーツ関係者など

  • 飲酒後・疲労時:水分補給が不十分になりやすい


予防のポイント

  1. こまめな水分補給

    • 汗とともに失われる塩分も補えるスポーツドリンクや経口補水液が効果的

  2. 適切な服装

    • 通気性の良い、速乾性素材の衣服を選ぶ

  3. 室内環境の管理

    • 扇風機・エアコンで室温を28℃以下に保つ

    • カーテンやすだれで直射日光を遮る

  4. 無理をしない

    • 強い日差しの時間帯(11~15時)の屋外活動は控える

    • 休憩と日陰・涼しい場所でのクールダウンを


応急処置・対処法

  1. 涼しい場所へ移動

  2. 衣服をゆるめ、体を冷やす

    • 冷たいタオルや保冷剤を首・わきの下・足の付け根にあてる

  3. 水分・塩分を補給

    • 無理に大量摂取せず、少量ずつこまめに

  4. 意識障害・けいれん時は救急車を呼ぶ

    • すぐに119番通報してください


医療機関を受診すべき目安

  • 意識がはっきりしない

  • 頭痛や吐き気が続く

  • 体温が39℃を超える

  • 自力での水分摂取が困難

当院では、初期対応から点滴治療まで幅広く対応しております。気になる症状があれば、遠慮なくご相談ください。

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