●なぜ肺炎予防が大切なの?
①肺炎による死亡者の98%が65歳以上です。
②肺炎は年齢が上がるごとに脂肪のリスクが高まります。
③肺炎は発症後に急激に症状が進むことがあります。
●どうして肺炎になるの?
肺炎の原因となる細菌の多くは体内や日常生活の中に存在しています。高齢だったり、病気があり、免疫力が弱くなった時に感染を起こしやすくなります。
●どのように予防すればいいの?
①細菌やウイルスが体に入らないようにすること
マスク、手洗い、うがい、歯磨き
②免疫力を強化すること
規則正しい生活、禁煙、持病の治療
③予防接種
肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチンなど
●予防接種が重要な理由
肺炎で一番多い原因が肺炎球菌です。これを予防して重症化を防ぐワクチンが肺炎球菌ワクチンです。
またインフルエンザなどのウイルス感染により肺が障害され、免疫が低下すると細菌に感染しやすくなり肺炎を起こします。そのためインフルエンザワクチンでインフルエンザを予防することも肺炎予防につながります。
●肺炎球菌ワクチンの接種について
接種後に摂取部位の腫れ、熱、痛みがおこることがあります。通常数日で改善します。また熱っぽさ、だるさなどの体調変化が起こることもあります。
★肺炎球菌ワクチンについて
定期接種の対象は、
・65歳になる方
・60歳から64歳で心臓、腎臓、呼吸器の機能、または免疫の機能に「日常生活が極度に制限される程度の障害」がある方
です。主に3種類のワクチンがありますが、現在ニューモバックスのみ定期接種で使用することができます。
ワクチン名 |
接種回数 |
効果の特徴 |
費用(税込) |
---|---|---|---|
ニューモバックス(PPSV23) (定期接種対象) |
5年以上あけて再接種 | ・23種類の菌に対応(最も多い) ・効果は5年ほどで弱まるため、追加接種が必要 ・免疫の持続はやや短め |
8,800円 |
プレベナー20(PCV20) | 1回のみでOK | ・20種類に対応 ・結合型ワクチンで、免疫が長持ちしやすい ・すでに広く使われている実績あり |
13,200円 |
キャップバックス(PCV21) | 1回のみでOK | ・21種類に対応(成人に多い菌型を広くカバー) ・「結合型ワクチン」で免疫が長く続きやすい ・新しく登場した成人用ワクチン |
15,400円 |