症状によって大きく2つに分かれます。
①排便はあるが、すっきりと出ない
②排便の回数や量がすくない。
毎日排便がなくてもすっきり出て何ともなければ悩む必要はありません。週3回程度排便があるかを目安にするとよいでしょう。
若いころは女性に多いイメージがありますが(実際多い)、70歳以上になるとほぼ同等になります。
また子供の便秘も珍しくなく、小学生の2割が便秘に悩んでいるという報告もあります。
様々な原因があります。
食事量低下、不規則な生活リズム、運動不足、ストレス、腸の働きの低下、なんらかの病気(大腸癌、治療のための薬物など)
まずは食事や生活習慣を見直しましょう。
・水分が不足していないか
・食事量が少なくないか、バランスはとれているか。
・運動不足はないか。
・規則正しい生活をしているか。朝食摂取が重要。
・便意を我慢していないか。
・前かがみの状態(前傾姿勢)で排便しましょう。
便秘も病気の一つです。最近では便秘とほかの病気の関連も指摘されています。なんらかの病気が隠れている場合もあるので、積極的に医療機関を受診して治療していきましょう。
・刺激性下剤(大腸を動かす)
・便を柔らかくする薬
①浸透圧性下剤
②上皮機能変容薬
③膨張性下剤
・漢方薬
センナ、アロエ、大黄(ダイオウ)、カスカラ、キャンドルブッシュなどの成分を含む薬剤、健康食品を長期間使用すると腸の運動を障害し、排便の刺激を鈍感にさせ、便秘を悪化させます。便通をよくするお薬、健康食品を使用している人は、自分の使用しているものの成分を一度確認してみてください。使用する場合には出ないときのみ頓用にしましょう。