現在、日本では成人の5人に1人が睡眠の問題を抱えていると言われています。高齢化や生活パターンが変化してきていること、パソコンやスマホの普及も関連していると考えられます。睡眠不足になると事故が増えるばかりでなく、生活習慣病やうつ病のリスクも高くなるため、しっかりと睡眠をとることは非常に重要です。
①日光
起きたら寝室のカーテンを開けて日光を浴びましょう。そうすることにより体が目覚め、1日のリズムを作ることができます。
②日中の運動
日中はなるべく散歩や運動などして体を動かすようにしましょう。昼夜のメリハリをつけるのが大切です。
③食事を工夫
寝つきをよくする食べ物はありませんが、消化には2-3時間を要するため、寝る2-3時間前からは重い食事や高カロリーの食べ物は避けましょう。
④入浴
ぬるめのお風呂(38-40℃)にゆっくりつかると、血行がよくなり心身ともにリラックスできます。寝る前1時間前くらいに入浴が良いです。寝る直前に熱いお風呂に入ると目がさえて眠りにくくなることがあります。
⑤運動
ストレッチや適度な体操などの運動は体をリラックスさせて眠りやすい状態にします。
⑥寝るまで
寝る1-2時間前からはスマホ、パソコンなど見ないようにしましょう。明るい光やブルーライトにより脳が覚醒します。ラジオを聴いたり本を読んだりしてリラックスして過ごしましょう。
若い人の睡眠時間は7時間程度ですが、年齢とともに短くなり、65歳以上では6時間程度になります。長く眠ろうとして無理に寝ようとすると睡眠が浅くなり、夜中に目が覚めてしまいます。
睡眠はバランスが保たれており、普段の入眠時間の2-3時間前(だいたい19-22時)は入眠に適しません。この時間は入眠禁止ゾーンと呼ばれ、いったん入眠してしまうと眠気が取れて目が覚めてしまいます。